ピロクトンオラミンとは

「化粧品成分としての配合では防腐剤として機能する」

「医薬部外品の有効成分としては抗フケ効果。幅広いpH領域で細菌、酵母、カビ類に優れた抗菌効果」

ピロクトンオラミンは抗フケの有効成分として医薬部外品に登録されている成分です。

幅広いpH領域で細菌、酵母、カビ類に優れた抗菌効果を発揮します。

化粧品への配合では、防腐剤として機能します。

フケ用シャンプーの有効成分(医薬部外品)として

一定の定められた配合濃度が配合されると、抗フケ用の医薬部外品のシャンプーの有効成分として、商品パッケージにも「フケ防止」の効果効能が謳えるようになります。

(一定濃度以下の配合(化粧品登録)では、効果効能を謳う事は出来ません)

化粧品登録製品への配合で防腐剤

化粧品登録製品(シャンプーなど)においては、平成21年3月31日付けで化粧品基準の改正に伴い、化粧品へ配合可能な防腐剤「ピロクトンオラミン」として、ポジティブリストへ収載されました。 

つまり、医薬部外品としての配合濃度では抗フケ剤として。

化粧品製品への配合では、0.05%未満の配合までという条件で防腐剤として機能します。

育毛シャンプー・育毛剤の育毛有効成分として

毛根に存在する細胞の自然死を防いでくれるため、脱毛を予防する効果も期待されています。その為医薬部外品の育毛シャンプーや育毛剤などに配合されていることが多い成分です。

ちなみに私的には、言われているほどの育毛効果はないと思っています。効果があるとすれば重度のフケ症で頭皮に異常を来しているために薄毛になっている限られた方が、この成分が配合された製品を使用することでフケ症が改善されて薄毛がなくなるというサイクルの場合のみではないかと思います。

ピロクトンオラミンのデメリット

細菌、酵母、カビ類に優れた抗菌効果を発揮しますので、逆に良い細菌や真菌も殺菌して、頭皮のバリア機能が壊れ、頭皮への刺激やダメージになる可能性もあります。

※化粧品に配合されているほどの含有量では、特に問題のない安全な成分として使用できます。抗フケ用や薄毛対策として、医薬部外品シャンプーなどを使用する場合は問題はないですが、フケなどの悩みがない健常な状態の頭皮の方が使用するのは避けた方がいい成分かもしれません(医薬部外品の場合)

ピロクトンオラミンの配合されているシャンプー一覧

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