「コメヌカセラミド等が含まれ、抗酸化・耐熱性・保湿効果により頭皮と毛髪のコンディション改善」
コメヌカ油とは、 米粒の外層(ぬか)から得られるオレイン酸やパルミチン酸など人の皮脂にも含まれる脂肪酸を主体とした油性成分で、酸化が起きにくい油です。
江戸時代から化粧を落とすクレンジング剤としてや、髪を洗うためやアウトバスオイルに使用されたり、入浴剤にと様々な方法で利用されてきました。
目次
コメヌカ油の効果効能
色々な成分が含まれていますので、メインのモノを中心に紹介していきます。
コメヌカセラミドとは
「コメヌカセラミド」と呼ばれる「コメヌカスフィンゴ糖脂質」が含まれています。「コメヌカセラミド」は、細胞間脂質の「セラミド」と同じ働きをします。つまり、お肌を外敵や乾燥から守る役割(肌のバリア機能)や、肌荒れの改善効果や保湿効果もあるので、アトピー性皮膚炎の方の肌のコンディショニングとしてや、加齢とともに減少するセラミドを補う事によるアンチエイジング効果に期待が持てます。
オリザブランとは
オリザブランという成分は、米ぬか由来の水溶性多糖類(ぬめり成分)の事で、高い保湿力により、皮膚の水分量を一定に保つ効果があります。
さらには、この保湿作用により肌荒れの改善やお肌のたるみを防ぎ、みずみずしく健やかな素肌を保つ効果があります。
ビタミンE(トコフェロール、トコトリエノール)とは
ビタミンE(トコフェロール、トコトリエノール)は、非常に高い抗酸化を示します。つまり酸化しづらいため、製品の安定化もさることながら、毛髪用アウトバストリートメント(洗い流さないトリートメント)として日中毛髪につけていても毛髪が酸化ダメージを受けなかったり、肌用化粧品などに配合されていても、お肌の酸化を防ぐことが出来ます。つまり、天然のサンスクリーン剤(日焼け止め)としての機能を持っています。さらに、保湿効果も高いことからエイジングケアにも効果が期待できます。
γオリザノールとは
γオリザノールには、ビタミンE以上の抗酸化力・熱酸化防止・抗耐熱性があります。さらにアミノ酸成分との併用で、抗酸化力がアップすることがわかっています。
γ-オリザノールはメラニン生成(黒化)の抑制作用による美白効果や、紫外線を吸収する事によるサンスクリーン効果(日焼け止め)があります。
皮脂腺賦活作用もあるため、即効性はないが続けていくことで、皮脂腺に直接働きかけて皮脂膜の形成を促し,皮膚の乾燥や肌荒れを予防する効果もあります。
スクアレンとは
コメヌカ油に豊富に含まれるスクアレンは、天然の保湿物質(Natural Moisturizing Factor)である人間の皮脂の12%を占める物質です。重度の乾燥肌の改善やアンチエイジング成分として効果的です。
コメヌカ油のスキンケア商品への配合目的
毛髪に対して、
- 抗酸化力により毛髪と皮膚の紫外線ダメージの防止・頭皮の老化防止
- 抗耐熱性・抗熱酸化性により、ドライヤーやヘアアイロンなどのダメージの防止
- 高い保湿効果・皮脂腺賦活作用による、頭皮と毛髪のコンディション改善
等が期待されます。
コメヌカ油のスキンケア商品への配合目的
肌のバリア機能。基本的にその高い保湿効果や皮脂腺賦活作用によりアンチエイジング目的やアトピー性皮膚炎の改善。重度の乾燥肌の人に対する高い保湿効果などが期待できます。
さらに、コメヌカ油は皮脂と相性が良いためにミネラルオイルの理想的な代用品として、クレンジングオイルの主剤(クレンジング剤)として高機能な効力を有します。
コメヌカ油の配合されているコンディショナー・トリートメント一覧