「キレート剤」
エチレンジアミンジコハク酸3Naとは、キレート剤(金属封鎖剤)です。
キレート剤としては、EDTA-4Naなどもあります。
※キレート剤とは・・・EDTA-4Naより抜粋↓↓
鉄イオン、マグネシウム、カルシウムなどのミネラル分を多く含んだ硬水を製品に配合した場合や、色々な原料に微量に含まれている金属イオンによって、
・洗浄効果が弱くなる
・泡立ちが悪くなる
・品質の劣化
などが起こります。
EDTA-4Naはそれらの金属を『取り除くことによって品質の劣化を防ぎます。また 保存料としても使われます。
P&Gのダメージブロッカーとは
以前、P&GのパンテーンのCMで「水で傷む」というキーワードが出ていたのを覚えていますか?
これは水の中に含まれる金属イオンで毛髪がダメージを起こす。というものでした。
そこでパンテーンが提案してきたのが、金属イオン(特に銅イオン)から毛髪を守る「ダメージブロッカー」を配合するということ。
ダメージブロッカーというのは、「水の中の金属イオンの中で、特に銅イオンと結合して洗い流されることで銅イオンによる毛髪ダメージから守る」というものでした。
そしてそのダメージブロッカーといわれる成分こそが、「エチレンジアミンジコハク酸3Na」です。
実際にどれくらいの効果があるかというと、かなり極小だと思います。そもそも水に含まれる金属イオンの中で銅イオンが特別多く含まれているわけでもないですので、ほかの金属イオンには働かず、銅イオンにだけ働いてもどれだけの効果があるのか?というのは以前から言われていました。
エチレンジアミンジコハク酸3Naはキレート剤
これらのことを考えると、エチレンジアミンジコハク酸3Naは、旧表示指定成分になっているキレート剤であるEDTA-4Naの代わりに配合されるキレート剤(金属封鎖剤)である。という解釈がちょうどいいと思います。
※旧表示指定成分とは・・・ごくまれに重篤なアレルギーを起こす人がいるため、注意喚起のために製品に配合されていることを表示しなくてはいけなかった成分。今現在は、全成分表示義務になっているので表示指定成分ではなく、過去にそうだったということで旧表示指定成分といわれる。
エチレンジアミンジコハク酸3Naの配合されているシャンプー一覧
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