「最近では、使用する国内メーカーがかなり減った成分。ラウレス硫酸と同じように強い洗浄力で毛髪に負担になる上に、ラウレス硫酸よりも分子が細かいので頭皮への刺激はかなり強い」
化粧品表示成分名:ラウレス硫酸na
別名:ドデシル硫酸ナトリウム
成分解析
洗浄力がとても強い陰イオン(マイナスイオン)界面活性剤です。
洗浄力がとても強いので、毛髪のダメージにつながってしまいます。
頭皮に対しても、頭皮に残すべき必要な皮脂まで根こそぎ取り去ってしますので、頭皮トラブルの原因になる可能性の高い成分です(フケかゆみ炎症など)
この成分が配合されているシャンプーはお勧めいたしません。
最近ではほとんど見かけることのなくなった成分です。しかし、一部外資系メーカーではいまだに使用しているメーカーも多いので注意が必要です。
ラウレス硫酸naとの違い
ラウレス硫酸Naとラウリル硫酸naは間違えられることが多い成分です。
この2つは、洗浄力の強さは同じですので、毛髪に対するダメージは同じです。
ラウリル硫酸は非常に分子が細かく、頭皮の奥まで浸透して洗浄力を発揮することで、かなりの頭皮刺激があり、頭皮のトラブルになりやすい成分でした。その点を改善するためにできたのがラウレス硫酸で、分子を大きくすることで頭皮の奥まで浸透することを防ぐことで、ラウリル硫酸ほどの頭皮の刺激を緩和できるようにした成分です。
ですので、この2つの比較でいえば洗浄力は同じく非常に強いのでお勧めしませんが、頭皮の刺激性の部分でいえば大きな差があります。
※ラウレス硫酸の頭皮刺激が穏やかだということではなく、この2つの比較の場合ラウレス硫酸のほうが刺激性が低いというだけですのでご注意ください。
※ラウレス硫酸Naについてはこちら
発がん性について
ネット上では、発がん性であるようなことが書かれている場合がありますが、各国の公的な機関で「発がん性がない」ことは証明されています。
ウィキペディアでもそのことは書かれていますので一部抜粋します↓
1970年代に発癌性が指摘され厚生労働省によって精密な追試が行われたが発癌性は確認されていない。東京都立環境衛生研究所の調査でも毒性は無いとの結論に達している[6]。また、米国化粧品工業会も化粧品原料評価を行い発癌性を否定しており、インターネットやE-mailで流布される発癌性懸念の噂は虚偽であるとのカナダ健康省や米国癌学会(en:American Cancer Society)の見解を紹介している[7]。さらに、2007年現在までIARCやNTPの発癌性リストに載ったことは無い。
科学的、医学的な根拠が示されていないにも関わらず、現在においても発癌性が盛んに主張される背景には、天然石鹸を販売する業者が市販の歯磨き粉や洗剤の中に含まれる危険な成分としてこの物質を紹介しているという事情がある[8]。
このようなことですので、こと「発がん性」に関しては、心配する必要はありません。
ですが繰り返しますが、ラウリル硫酸を配合しているシャンプーは、このサイトとしてはおススメいたしません。
ラウリル硫酸Naの配合されているシャンプー一覧
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