「帯電防止・コンディショニング剤。いわゆるリンス剤。人により刺激になることもある成分」
化粧品表示名称:セトリモニウムブロミド
別名:臭化セチルトリメチルアンモニウム
脂肪酸(天然油脂由来)にプラスイオンをくっつけてつくられる第4級カチオン界面活性剤です。リンス剤・柔軟剤のこと
トリートメント等への配合目的
第4級カチオン界面活性剤であるセトリモニウムブロミドは毛髪に吸着されて帯電防止、柔軟剤、軋み改善・手触り向上剤として作用します。
毛髪の表面に吸着することで感触を向上させますが、毛髪補修剤ではなく、効果も一時的なものです。
洋服に洗濯物洗剤を使用後に柔軟剤を使用した場合にふわふわになりますが、あの感触こそがセトリモニウムブロミド等を含めたカチオン界面活性剤の効果です。
同じものがリンス剤・トリートメント剤に配合されています。
皮膚刺激性について
セトリモニウムブロミドは旧表示指定成分に指定されていた成分で、ごく稀にアレルギーを起こす人がいる成分です。
さらに皮膚刺激性も、巷で言われていラウレス硫酸na等の皮膚刺激よりも強いです。昔「リンスは頭皮に付けてはいけない」と言われていたのは、この第4級カチオン界面活性剤(リンス剤)が配合されていたからです。
ですので、少しばかりの注意が必要です。しかしながら、ほとんどのリンス・コンディショナー・トリートメント等にはこの第4級カチオン界面活性剤が配合されていますので、今まで特にトリートメント関係で頭皮トラブルがなかった人にはそこまで気にしなくてはいけない成分ではありません。
今まで、リンスやコンディショナーをしっかり流さないと頭皮等にトラブルが起きたことがある人等は、この第4級カチオン界面活性剤が原因かもしれませんので避けた方が良いかもしれませんね。
(柔軟剤を使用後の洋服でかぶれなどが出る人も同上です。)
第4級カチオン界面活性剤一覧
・ベヘントリモニウムメトサルフェートとは
(第4級カチオンの良さ(コンディショニング力)を残したまま低刺激性に改良された成分)
セトリモニウムブロミドの配合されているコンディショナー・トリートメント一覧