「防腐剤」
フェノキシエタノールとは、グリコールエーテルというアルコール成分の一種で、玉露や緑茶などの揮発成分で、製品の品質を保つため、防腐剤として用いられ、微生物の繁殖を防ぎます。
目次
フェノキシエタノールの安全性
フェノキシエタノールは、自然界に存在する防腐剤である為に、無添加・自然派を謳う化粧品やシャンプーに配合されることもある成分ですが、皮膚刺激や、揮発成分の為に喉など呼吸器に不安がある方にはトラブルになる可能性のある成分です。
他の防腐剤のパラベンと同じように、製品配合量は1%未満と定められていることからもそのことはわかります。
しかしながらパラベンでもそうであるように、逆に言えば1%未満の配合であれば「安全である」と定められた量でもあるわけですので、基本的にはフェノキシエタノールにアレルギーを持っていたりするわけではない多くの方にはなんの害もない安全な成分と言えます。
パラベンやフェノキシエタノールを避けて、天然の防腐剤しか配合されていない製品を使用するよりも安全であると考えることも出来ますので、むやみに恐れる必要はない成分です。
詳しくはこちら→「パラベンとは」
パラベンとフェノキシエタノールの違い
同じように防腐剤として化粧品に配合されるこの2つですが、パラベンは旧表示指定成分です。
そしてフェノキシエタノールは旧表示指定成分に指定されていないことから、「フェノキシエタノールの方が安全」という説もチラホラと見かけますが、それは「フェノキシエタノールが比較的新しい成分である為に、表示指定成分の選定作業が行われた時代(1970年頃)には、まだリスクが出現していなかっただけです」
恐らく、その当時フェノキシエタノールが普及していたならば、パラベンと同じように表示指定成分に入っていたことでしょう。
さらには上記でも記載のように、パラベンもフェノキシエタノールも製品への配合は1%未満と同じ濃度までが上限であることからわかるように、肌などへのリスクもほぼ同列と考えていいと思います。
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