「殺菌効果の高い防腐剤。皮膚刺激にもなるので配合量上限が定められている」
配合量は0.1%以下まで認められている。
旧表示指定成分のメチルクロロイソチアゾリノンとほぼ同じもの
安心度・危険度は
2013年12月12日に欧州の業界団体であるCosmetics Europe(欧州パーソナルケア協会)は洗い流さない化粧品等に配合されている防腐剤「メチルイソチアゾリノン(MIT)」の使用を中止するように業界全体に奨励する方針を発表しました。
理由は、アレルギー性皮膚炎等を起こした患者へのパッチテストの結果、メチルイソチアゾリノンへの反応結果が急激に増えているという皮膚科からの報告がされているという理由です。
欧州化粧品の法律により、MITは洗い流さない化粧品と洗い流す化粧品への最大配合量は0.01% (100PPM )まで認可されています。
その後、欧州委員会は2016年7月15日から、メチルイソチアゾリノン/メチルクロロイソチアゾリノン混合物を、洗い流さない製品には使用禁止、洗い流す製品中では15ppm以下までの配合を許可すると変更されました。
今現在、日本では「粘膜に使用されることがない化粧品のうち洗い流すもの、および粘膜に使用されることがない化粧品のうち洗い流さないものにおいて100g中の最大配合量として0.01gまで配合できます」
(厚生労働省告示第393号)
店長の見解としては、今現在日本では多くの製品で配合されていますが、そこまで大きく問題になっている成分の様には思えませんので、今現在使用されている製品にメチルイソチアゾリノンやメチルクロロイソチアゾリノンが配合されていても、特に問題なく使用出来ていて、さらにその製品が気に入っておられるのなら、そこまで気にせずに使用されてもいいのかなと思います。
しかし、成分が積み重なる事でアレルギー皮膚炎が発症する可能性もありますので、特に製品的に気に入っているわけではないのであれば、メチルイソチアゾリノンとメチルクロロイソチアゾリノンが配合されていない製品で探してもいいかもしれません。
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