【一言】
毛髪表面(キューティクル)の補修成分は配合されているが、毛髪内部の補修成分で特筆するものは配合されていないので、一般的な市販トリートメントの中ではちょっといい方?
価格:1,512円 |
定価:1400円(税別)/490mg
以下
BOTANIST ボタニカル トリートメント【スムース】の評価・解析
コスパ
17.1円/6mg(約1回使用量分・ポンプ2プッシュ)
商品説明(メーカー)
・天然由来植物成分90%配合
(※90%以上をを植物由来成分と水で構成)
・上品さを彩るアップル&ベリーのダブルフレグランス
・肌や頭皮のバリア機能を整え、うるおいを閉じこめます。また、髪の弾力とツヤに必要な水分を抱える力を高めます。
成分
成分 | 効果・効能 |
---|---|
水 | |
セタノール | ベース油剤。保湿・皮膚の保護・柔軟効果による感触改善目的 |
ジメチコン | シリコーン。毛髪を柔軟化させ、しっとりとした仕上がりになる |
グリセリン | 乳化・可溶化。 頭皮・毛髪の保湿 |
DPG | 保湿・乳化安定・防腐効果 |
ベヘントリモニウムクロリド | 第4級カチオン界面活性剤・リンス剤(毛髪柔軟・帯電防止) |
アボカド油 | キューティクルの修復・パサつきの改善・保湿コンディショニング剤 |
セラミド2 | 頭皮の保湿・毛髪の柔軟化 |
加水分解ヒアルロン酸 | 頭皮の保湿・毛髪の柔軟化 |
PEG-30フィトステロール | CMC誘導体・毛髪補修成分 |
イソアルキル(C10-40)アミドプロピルエチルジモニウムエトサルフェート | 毛髪表面(キューティクル)の補修成分。カラー・パーマによりなくなってしまった、キューティクル間に存在する脂質(18MEA)を補充します。 |
加水分解ケラチン(羊毛) | 毛髪のハリコシ・退色防止 |
ヒアルロン酸Na | 肌や毛髪の保湿目的。お湯で流れ落ちやすいので効果は極小。 |
ジリノール酸ジイソプロピル | 油性成分・ エモリエント剤・毛髪につやを与えます |
イソステアリン酸イソステアリル | さっぱりとした軽い仕上がりの油性成分・エモリエント剤 |
リンゴ酸 | pH調整剤、キレート剤 |
乳酸 | ph調整剤 |
BG | 成分の溶解を助け製品を安定させる。保湿・防腐効果も。 |
ステアルトリモニウムクロリド | 帯電防止・コンディショニング剤。これが配合されているからリンス・コンディショナーと言われる所以になる成分 |
ベヘントリモニウムメトサルフェート | 帯電防止・コンディショニング剤。いわゆるリンス剤。〇〇クロリド等のリンス成分よりも低刺激。 |
PPG-4セテス-20 | 可溶化・乳化剤 油脂類や水に不溶な成分を混合し安定化させる |
イソプロパノール | 成分の溶解を助け製品を安定させる。防腐効果もある。 |
シクロペンタシロキサン | シリコーン。軽い仕上がりでシリコーンの中ではサラサラタイプ |
(ビスイソブチルPEG-14/アモジメチコン)コポリマー | アミノ・ポリエーテル変性シリコーン。吸着力が強く毛髪をしっとりさせるので、コンディショニング効果の持続力が高い |
アモジメチコン | アミノ変性シリコーン。吸着力が強く毛髪をしっとりさせるので、コンディショニング効果の持続力が高い |
メチルイソチアゾリノン | 殺菌効果の高い防腐剤。皮膚刺激にもなるので配合量上限が定められている |
メチルクロロイソチアゾリノン | 殺菌効果の高い防腐剤。皮膚刺激にもなるので配合量上限が定められている |
香料 | 香り成分。人によりアレルギーリスク有 |
評価・解析
ボタニストトリートメントのモイストタイプがかなりべたべたすると言う評価を受けたことでこのスムースタイプは生まれたのでしょか?
確かにモイストよりはべたつかない作りになっていますが、その代わりにモイストタイプでは配合されていた毛髪補修成分であるペリセア「ジラウロイルグルタミン酸ジ」が配合されていないため、特筆すべき毛髪内部の補修成分の配合はなくなりました。
シリコーンやリンス成分や油性成分などモイストと同じように多く配合されていますが、モノによってモイストタイプよりもさっぱりとした成分に変更されている分だけスムースタイプと言うことになるんでしょうかね。
ですので、基本的には毛髪表面や頭皮に対するエモリエント成分や、被膜成分で構成されている作りです。
毛髪補修成分としては、加水分解ヒアルロン酸・PEG-30フィトステロール・イソアルキル(C10-40)アミドプロピルエチルジモニウムエトサルフェート・加水分解ケラチン(羊毛)
等が配合されています。
おすすめ度
ボタニストシリーズが好きだけどモイストトリートメントだとベタベタするのが気になる方には、トリートメントだけモイストからこちらのスムースに変更すると言うのもアリだと思います。
それ以外の方には特別強く推す理由は見つかりません。ただ、悪いモノではないですので、気に入っていて、毛髪のべたつきなども出ないようでしたら、使用されていてもいいトリートメントだと思います。
ユント ヘアトリートメントⅡとほぼ同じ成分
ボタニストのスムースシャンプーとユント シャンプー スムースが1つの成分「加水分解卵殻膜」を除いてすべて同じ配合順で同じ成分が配合されていたように、トリートメントもユント ヘアトリートメントⅡと「加水分解卵殻膜」が配合されているかの違いだけで、後は全て同じ成分が同じ配合量順で配合されているので、ほぼ同じ製品ですね。
ユントシリーズの方が「加水分解卵殻膜」が配合されている分良い商品と言えます。
新品価格 |
ただ、600gで2749円(この時点で)ですので、コスパを考えればボタニストシリーズの方が圧倒的にお得。と言えると思います。
ちなみに、シャンプーや化粧品の世界でこのようにほぼ同じ製品が違うメーカーで発売されていることはそんなに珍しいことではありません。
恐しくはボタニストスムースシャンプーのページで書いています
⇒「BOTANIST ボタニカル シャンプー【スムース】の評価・解析」
BOTANIST ボタニカルシリーズ一覧
・BOTANIST ボタニカル シャンプー【モイスト】評価・解析
・BOTANIST ボタニカル トリートメント【モイスト】評価・解析