「防腐剤」
安息香酸のナトリウム塩。水に簡単に溶けて、製品の品質を保つための防腐剤として使用され、微生物の繁殖を抑える。
繁殖を抑える成分であって、増殖した菌を殺菌する成分ではない。
シャンプーや化粧品への配合の他、食品や飲料への保存料としても配合されていることが多い防腐剤。
旧表示指定成分です。
安息香酸naの安全性
ドイツ連邦リスク評価研究所 (BfR) では、安息香酸とアスコルビン酸(ビタミンC)が配合されている場合に、微量のベンゼンを生成する可能性がある。
このベンゼンは、各種ガンや骨髄性白血病のリスクを高めるものだが、現時点でのリスクは評価出来ない。(つまり、危険だとむやみに言うほどでもない)
それ以外にも、
イギリスでは、安息香酸が配合されている食品を注意欠陥・多動性障害のある子供は飲まない方がよいと注意喚起しているが、欧州食品安全当局(EFSA)は同じ研究報告を評価した結果、不明瞭な部分が多いため根拠にならないとしています。
つまり少なからずリスクがある成分です。
ですが、配合するには決められた配合量等で安全性は守られていますので無闇に恐れる必要はないと思います。
配合量を守れば安全であり、さらに防腐剤として必要だからこそ配合されていますので。
厚生労働省は同年5月、国内で流通する安息香酸とアスコルビン酸(ビタミンC)が添加されている清涼飲料水のベンゼンを分析調査した結果、31銘柄のうち、1銘柄から日本の水道水の基準値およびWHOの飲料水ガイドライン値(10ppm)を超えるベンゼンが検出された。その製品に対して、自主回収と成分の見直しを要請している。
と言うこともありましたので、さらに安息香酸naの安全な使用方法が徹底されて使用されていると思いますよ。
さらに、大手食品メーカーや化粧品メーカーの多くが配合していることからも安全性の高さがわかると思います。(大手メーカーほど安全面は気を付けています。それは「安息香酸が危険だからオーガニックのモノを使用しましょう」というメーカーのモノより安全だと言うことです。)
それでもわずかなリスクでも取り除きたいと言う人には配合していない製品を選ぶのも手かもしれませんが、防腐剤を入れないことで、菌が繁殖したシャンプーや化粧品や、食品を摂取した方が大変危険なリスクがあると思います。
ですので私の見解は、安息香酸に特別なアレルギーリスクがある(元々が旧表示指定成分ですので)と言う方以外でしたら、気にする必要のない成分だと思っています。
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